眼鏡をかけずに伴奏するよう指定された話。

こんばんは、井後優弥です。

唐突なお知らせですが、9月30日にこのような催しが予定されています。

名作オペラ”カルメン”、”リゴレット”、”蝶々夫人”、を
ダイジェスト版で3本立て上演します。

なお、自分は出演いたしません。
公演制作で携わっています。
あとデザイン部分。

市川オペラとはかれこれ10年近くのお付き合いになるのですが、
昨年あたりから制作部分でもサポートしています。

ピアニストがオペラに携わる場合、
コレペティトゥアと呼ばれる伴奏要員(正確には伴奏以外にも様々なサポート要素がありますがここでは割愛します)として
お呼びがかかることが多いですが、
自分の場合は、いきなりキャストとしてお呼びがかかりました。

ジョルダーノ作曲、オペラ”フェドーラ”。

ラジンスキーという名のピアニスト、
これが実はスパイ役で、しかもショパンの血縁という設定モリモリな感じだったような気がするのですが、
いずれにしても、そういう役柄が劇中に存在しまして、
舞台上でピアノを演奏して、なおかつ演技もできる男性ということで採用されたわけです。
さすがに歌ってはいません。

何度かのリハ(稽古)を経て、
あと数日で本番、というタイミングで判明したのが
「舞台上では眼鏡NG」。

さすがにこれには参りました。

以前も書きましたが、私、たいへんに視力が弱いです。

で、まさか急にコンタクトレンズ作ったりするわけにもいかず、裸眼でこなしたわけです。

ただですね、これ、ソロ演奏だったらよかったんですが、
オペラなので、メインキャスト二名によるデュエットが加わってくるのですよ。

案ずるより産むが易しといいますし、
実際、後から考えてみるとそれほど大変でもなかったような気もしますが、
眼鏡なしで舞台上がって、人生初の舞台演技して、
いざピアノの前に座ればどこにソリストがいるのかもわからず
周囲はお屋敷風のセット、という状況はさすがにテンパリます。

当時、ペーペーの学生だったこともあってか、
キャストの皆さまにたいへん暖かく支えていただけて
ほんとうに助かりました。
マエストロは、かの吉田 裕史氏でした。

そのときの様子を収めた写真がこちら。

自分、誰ですか。